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2013年5月号

vol. 074

過去は変えられるのだ

~自分を変えたいと思っている人はに多い。だが周りの目にそれを邪魔されてしまう~

自分を変えたいと思っている人は意外に多い。
よしっ。今日から自分を変えよう。
そう決意したりするのだが、なかなかそうはいかない。

「あの人ってこんな人だよ」という固定概念は結構頑丈だ。
人のキャラは、周りに決められてしまっているからだ。
これを覆すのは簡単じゃない。

一切、知人と縁を切り、見知らぬ街に行く。
そこで「住み込みの仲居」でもやれば、
推理小説に出てくる「過去を消した女」になれるのだが、
現実社会では、そんな訳にはいかない。

会社の同僚、家族、友人、知己の人とのしがらみの多い社会で、
自分を見る周りの目、決めつけられた自分のキャラを
変えてしまうことなどできるのだろうか。

これができると言う。

ある時「過去は変えられる」と教えてもらった。
ただし厳密に言うと、事実は変えられない。
正しくは「過去の記憶は変えられる」である。

不思議なもので、人間は常時、記憶を修正し続けているそうだ。
そもそも記憶とは、事実のままではないらしい。
簡単に言えば、人は、
自分の都合のいいように記憶を変えていくそうだ。

例えば、死の恐怖を味わった記憶は、必ず修正される。
そんな記憶がクッキリと脳に記憶されれば、
人は恐怖で生きていけないからである。
恐怖の記憶が単に薄まっていくのではない。
楽観的に修正されていくのだ。

ちなみに、鮮烈な恐怖を体験した時は、
その衝撃で、記憶は、ガリガリと脳に刻み込まれてしまう。
これは「トラウマ」と呼ばれ、精神に異常をきたしてしまう。
つまり「記憶の修正」は、一種、人間の生存本能なのである。
うまくできている。

さて、このように記憶とは結構あいまいなのだが、
これを逆利用すればどうだろう。
つまり、記憶を修正してやればいいのだ。
これで過去は簡単に変えられる。

ある日、20年ぶりに、同期入社の男が本社に戻ってきた。
皆が集まった酒席で、ヤツは話の中心となって音頭を取っている。
あれ…?彼は昔からあんなんだっけ…?と疑いつつも、
不思議なもので、あれ…?あれ…?と思っているうちに、
彼は昔からそんなキャラクターだったように思えてくるのだ。
これが、記憶の塗り替えである。

記憶を司る脳ミソは、
昨日まで「グリーン」で、今日から「ブルー」とは思わないらしい。
「あたかも昔からブルーだった」と錯覚するのだ。
20年前の記憶が、サーッとすべて「ブルー」に変わってしまう瞬間だ。

彼はまんまと「自分を変えた」のである。
彼は昔、消極的で、実に頼りなかった男なんだが、
今、周りの目は「彼はリーダーシップを取れる人間だ」と規定化し、
「昔からそうだった」と人々の記憶を塗り替え、
彼をその能力に応じたステージに登用させてしまうのだ。
これが、過去を変えた効用である。

さて、過去を変えるためにはある条件が必要となる。
人の記憶を疑わせる場面を作らねばならないのだ。
パターンは2つある。

自分の過去を知る人が2割以下の集団に自分を移すのだ。
学生ならクラス替え。
ビジネスマンなら異動や転勤である。
8割の人が自分を初めて見るのだから、
今の自分が、過去からの自分だと信じて疑わない。

自分を知ってる2割は少数派である。
知らない8割に押されて「あれ…?そうだっけかな…?」と、
自分の記憶を疑うのだ。
これで過去は変えられる。

ちなみに、すべての人が自分の過去を知っているなら、
これは騙せない。
2割だから騙せるのだ。

もう一つのパターンは、
何十年ものブランクを開けて帰ってくるパターンだ。
30年ぶりの同窓会。
20年ぶりの本社復帰などである。
過去の記憶は、それが古くなればなるほど曖昧になる。
「あれ…?そうだっけかな…?」と、記憶を疑わせるのだ。
これで過去は変えられる。

長く同じ職場にいたら、自分を変えていくのは難しい。
だが自分を変えたいと思う時がある。
そんな人は、
周りにいる人々の記憶を修正するのが、その必要条件だ。
2つのパターンを試して欲しい。

過去は、変えられるのだ。

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 社長 谷洋の独り言ブログ