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2013年11月号

vol. 080

相談は答えを決めてからするもんだ

~お客様からクレームが入りました。どうしましょう。なんて相談を受けたあなたは~

相談には、自分なりの答えを持って臨むことが大事である。
答えを持たずに相談を繰り返せば、
いつまで経っても自分では決められない人間になっていくだろう。

部下から「相談」を受けた。
「お客さまからクレームが入りました。どうしましょう」
なるほど。よくある「相談」である。

だがこれは「相談」ではない。
単なる「泣き言」であって「報告」にすらなっていない。
「トラブルが起こりました。どうしたらいいでしょうか」
「期限に間に合いません。どうしましょう」
これらも「相談」でない。

相談とは、自分なりの答えをまず披瀝し、その是非を問うことである。
「トラブルが起こりました」とまず報告し、
「そこで私は、こうこうこうしようと思います。いかがでしょう」
と、相談して欲しいのだ。

答えを決めずに相談などしても「力」はつかない。
出した答えに「ダメ出し」される時もあるかもしれないが、
それで落ち込む必要などまったくない。
答えを持って「相談」を繰り返していけば、
そういったテンパった時の判断力が自然と身についていくのである。

断っておくが、答えを持っての相談は、仕事の時だけでいい。
プライベートな相談では、
「妻から離婚を言われた。どうしたらいいだろう?」
なんてのはアリだろう。
逆に「離婚を決めたけど、どう思う?」なんて相談などしたら、
「決めてんなら相談すんなよ」と言われてしまうのがオチだろう。

仕事においての「相談」は、
窮地の時、素早く「正しい判断」ができるための、
これは一種、訓練のようなものかもしれない。
自分で解決策を見つけるクセをつけるのだ。

江戸時代の後期、武士たるモノは、
「軽々しく人に相談をするものではない」との教育を受けてきた。
いささかお作法的なニュアンスもあるが、
いかにすれば「人」を創れるか、という観点からの教えである。
日々の行動訓だろう。

「葉隠れ」では「大事なことはひとりで決めよ」と説いている。
熟考の末、自分で決めたんだから、
「何が何でもやり切るんだ」という気迫を生み出すのだそうだ。
いかにも「葉隠れ」らしい。

さて、相談と言えば、面白い名言がある。
世界最大の投資会社バークシャーハサウェイ社のトップ
ウォーレン・バフェットが、
「床屋に髪を切るべきかを相談してはならない」と言っている。
そりゃそうだ。

床屋は髪を切るのが商売である。
その床屋に、髪を切った方がいいかを相談などしたら、
「切る方がいいでしょう」と言われるに決まっている。
髪を切るのか、切らないかは、
自分で決めなければならないという意味である。

ウォーレン・バフェットは世界一の投資家である。
その彼は、どの銘柄の株を買えばいいのかを、
誰にも相談しないそうである。
なぜなら、彼より多くの利益を得ている人などいないからだそうだ。
なるほど。

そんな彼が、飛び切り優秀な証券マンに、
「何を買えば儲かるか」を相談したとしても、
証券会社が儲かる銘柄(証券会社の答え)を薦められるに決まっており、
バフェットが儲かる銘柄(自分の答え)を薦められるはずがない、
と言うのである。
他人は、所詮、自分の決める答えを薦めることはできない、
という真理を言っている。
いやぁ難しい。

判断の瞬間、自分に覚悟のない人は負けらしい。
自分の選んだ答えで、一番損をするのが自分自身であるなら、
見つけた答えは、誰よりも、考えに考え抜いた答えであるはずで、
それがもし、不正解であったとしても、
自らの不利益は、自らが受け入れる覚悟ができるはずなのだろう。
つまり「相談」とは「覚悟の末」にしなければならないのだそうだ。
いやぁ難しい。

さあ、部下から相談を受けてみよう。
さあ、上司に相談をしてみよう。
その気構えさえしっかりしていれば、分かるはずだ。
一種、相談とは「答えを聞く」のではなく、
自分の決めた「答えの告げる行為」であり、
「答え」を上司に報告することこそ本当の「相談」なのかもしれない。
いやぁ難しい。

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 社長 谷洋の独り言ブログ