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スタッフが感じた日々是好日

2025年04月号

vol. 36

会社のメールアドレス

会社のメールアドレスって、皆さん割り振られたものを使っているものですよね。

これまで私が見てきたメールアドレスはお名前がベースとなっていて
基本は苗字、それかファーストネームの一部との組み合わせというのが多い印象です。

かくして25年ほど前、当時私が在席していた会社では
まだ社員1人に1台のPCは配備されておらず
課を1つの単位として1つのメールアドレスが割り振られ、PCは課に1~2台でした。
この頃はPCで業務メールを使うのも初めてだったため
何の不便も疑問も無く使っていたように思います。

その後月日が経ちりんくるに入社して、初めて個人メールアドレスをもらい
それまで以上に色々な会社様とメールでやり取りしたり、
お客様のメール関連のトラブルやお問合せに対応することになるのですが、
今から15年くらい前でも前述のように
課ごとに1つのメールアドレスという運用をされている会社様はまだまだありました。

ただこの頃になるとPCの普及が進んで
特に事務職の方には1人1台のPCを割り振られていていましたので、
かつての1~2台のPCを5~10人で使用してメールアドレスは1つという運用から
人数分、何台ものPCで1つのメールアドレスを使う運用へと変化していました。

そしてこの運用で受信メールのサーバー保管の設定ルールが不明確なまま
とりあえず設定してしまう会社様もあり、
そうしたことからメールを受信できないPCが発生するというトラブルが
良く起こっていたように記憶しています。

令和の今、社員様一人ひとりにアドレスを割り振るのは当たり前になり、
社内で複数人が情報を共有したいのであれば共有するアドレスを作って
それぞれがそのアドレスを受信するという形で運用するのが一般的と思います。

ですが、ある方から聞いた運用で、個人アドレスや部署アドレスを一切持たず
あえて1つのメールアドレスしか使わないというものがありました。
数名の会社様でしたらまだ分かるのですが
数十名規模の会社様でメールアドレスは1つだけということで、ちょっと衝撃でした。

運用の状況までは伺ってないのですが、外部とのやり取りを全ての方で共有し
情報の漏れが無いので便利ということをおっしゃっていました。

とは言え、やっぱり社員様一人ひとりがご自分のメールアドレスを持っているのが
今の時代では多数派かと思います。
個々人にメールアドレスを割り振る必要のある大規模な会社様では、
新入社員の方が入る度に@の前の割り振りに苦労されているなあと感じることが多々あります。

同じ苗字の方が入社するとファーストネームの1文字を付け加えて区別することが多いようですが、
その文字も重複するとその次の文字、その次の文字というふうに運用されていて、
新しく入社した方のアドレスが他の方と比べてずいぶん長くなっていることがあったり、
最初からフルネームの会社様でも他の方にはない数字がプラスされていたりすると
よく似たお名前や同姓同名の方が複数いらっしゃるのだろうなと思います。

仮にですが苗字が「えんどう」様の場合に「endo」「endou」「endoh」「endo-」
と区別されているところもありました。
メールアドレスの割り振りは各社様本当に悩みどころなのだと思います。

一方で、色んな会社様のメールアドレスを拝見していて気付いたことがあります。
今、50歳代の方のメールアドレスにちょっと独特なものが含まれていることです。

私の勝手な憶測になりますが、個人にアドレスを割り振る際に
ある程度決定権を持っていた当時の若手さんが
自分の好きな文字や文言でメールアドレスを作ったとしか思えないような、
現在の新入社員の方には絶対に割り振られない、
その会社様のメールアドレス割り振りの基本思想から逸脱しているメールアドレスが
ある特定の年代の方のアドレスに存在しています。

例えばですが「tanigon」、「phys」、前述の例の「えんどう」様で「endow」などでしょうか。
この例えで表現できているか分かりませんが、そこはかとなく時代を感じるもので、
そのアドレスの持ち主の方のご年齢を考えると
もしかしてこの逸脱したメールアドレスはこの会社の変遷をずっと見てきたんじゃないかとすら思えてきます。

皆さんもある程度以上の年齢の方のアドレスを見て「他の方と違う」と思うことはありませんか。
あったとしたらもしかすると、その会社の歴史にほんのわずか、触れた瞬間なのかも知れません。

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