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スタッフが感じた日々是好日

2025年08月号

vol. 38

「N」か「M」か

社会人になってからずっと謎に思っていたことがあります。
大阪にある駅で
天王寺 難波 新大阪 天満橋 の駅名のローマ字表示が
Tennouji Namba Shin-osaka Temmabashi のようになっていて
「ん」の部分が「n」と「m」に分かれているんですよね。

確か私が小学生の頃に習ったローマ字では
「ん」は「n」と表記するように教わったと思うので「m」で表記することには違和感を覚えます。
とは言え、使われていること自体にはあまり抵抗はありませんでした。

メールアドレスでもアルファベットを使うので、社名にあたるドメインや担当者の名前部分でも
「ん」の部分がやはり「n」だったり「m」だったりしています。
同様に「し」の部分がsi shi だったり「つ」の部分がtu tsu だったりしていますよね。
ローマ字の表記にはヘボン式と訓令式があることは知っていましたが
具体的にどこがどう違うのか細かいところまでは意識はしていませんでした。

そこでググってみると、ヘボン式ローマ字は
nの後ろにb、p、mが入る場合は nではなくmと表記する規則になっていました。

普段キーボード入力はカナ入力の私ですが、それではとローマ字入力を試してみました。
「し」のsi shi、「つ」のtu tsu は両方変換されます。
ですが「なんば」は「namba」と打ち込んでも「なmば」になってしまいます。
長年の疑問が解決する瞬間と思いきや新たな疑問が湧いてきて
ローマ字表記/入力はまだまだ奥が深いと感じました。

最近のニュースで訓令式が改定されてヘボン式に寄せていくと報道されていました。
実際に使われている方に規則が変わるということは時代が確実に流れているということですね。
今の私が小学校でローマ字のテストを受けたとして、合格点は取れそうもありません。

おまけ

アガサ・クリスティー著作の同名小説がありますね。

実際に読む前にタイトルから小説の内容を勝手に推測していました。
被害者がダイイングメッセージをタイプライターに打ち込んでいる途中で
息を引き取っているところを発見される、というものです。

そのままメッセージを解釈すれば犯人は明らかなのですが、どうしても犯人にふさわしくありません。
そこで探偵役の主人公が、キーボート上で隣同士にある「N」と「M」を
最後の力を振り絞って打ったために間違えたのではないかと推測し
言葉の意味の違いに気が付いて犯人を追い詰めるというストーリーです。

時代背景が第二次世界大戦最中ですので、タイプライターにbackspaceキーのように修正する機能はなく
打ち込んだ字はそのまま残ってしまいます。
あくまで私の推測であり妄想なのですが、内心ではきっとそうだと思えてきました。

それに作者は何といってもミステリーの女王、
絶海の孤島で順番に殺されていく話や、関係者が全員ぐるだったり、
一人称の小説で語っている本人が犯人だったりと、ミステリーの原型を作り続けてきた人です。
今回はどんなトリックがあるのかと期待して読み始めました。

…ネタ晴らしになるのでここでは述べませんが
タイプライターもダイイングメッセージも出てこず、ちょっと期待を裏切られたとだけ申しておきます。

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