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独り言ブログ あんな事こんな事を深夜のオフィスから発信中!

なるほど、経営とは『ピタゴラスの定理』のようなモノか…。

と、夜な夜な納得顔で、訳の分からない哲学が出来上がって行きます。
私、谷がこれまで悪戦苦闘の経営の中に見つけた「不思議な法則」や「ミニ経営哲学」を、
肩肘張らないブログ形式で(不定期-でもなるべく毎月アップ)でお届けして参ります。
皆様のコーヒーブレイクにでもなれば幸いです。

リンクはFreeです。ご自由にどうぞ。
ご意見・ご感想あれば次のメール宛先までお送り下さい。
※『★』の部分を『@』に変更してお送り下さいinfo★leencrew.co.jp

※只今ブログ更新は休止しております。

2018年09月号

vol. 138

伝統はひと様が守ってくれるのが気楽でいい

~日本有数の観光資源の宝庫の奈良県は、商売がヘタである。伝統が足枷となっている~

守らねばならない「伝統」がある。
だがその「伝統」を守るが余り、衰退からの脱却ができないことがある。
外野席の我々は、安易に「伝統を守ろう」と言うべきではないのかもしれない。

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2018年08月号

vol. 137

100回目の夏

~夏の甲子園。今年で100回の記念大会を迎える。遠く50年後に思いを馳せた10歳の夏~

日本の夏の風物詩とも言える高校野球。夏の甲子園。
この大会が今年で100回目の節目を迎える。
ちょうど50年前の50回の記念大会に、10歳の私は甲子園の銀傘の下にいた。

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2018年07月号

vol. 136

バーナム効果とトーテムポール

~私の永遠の探求テーマである「営業」。いつしかそれは、その効果より面白さが優先されて~

あなたは将来に不安を持っていませんか?
この質問に「いいえ」と答える人はごく稀だろう。多くの人がこの質問に「はい」と答える。
ならばその人を誘導していくのは難しくない。

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2018年06月号

vol. 135

失言はほぼ真実である

~棲みにくい世の中になった。失言はもはや許されない時代だ。だがその失言は…~

今年もウィンブルドンテニスの季節がやってきた。
他の四大大会との大きな違いは、選手が身に付けるモノはすべて「白」と決っていることだ。
だが「肌」の色は白くできないはずだ…。

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2018年05月号

vol. 134

ウィンストン・チャーチルの「後悔」

~勝利には第三者の力を不可欠としてはならない。なぜなら戦利品をすべてを失うからである~

第二次大戦は、ウィンストン・チャーチルの筋書きの通りに進んでいった。
そしてチャーチルにとって、大英帝国はこれまで通り、世界に君臨する覇者であったはずだ。
だが大戦後、チャーチルは思いもよらぬ「後悔」に立ちすくむ。

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2018年04月号

vol. 133

ウィンストン・チャーチルの「個性」

~もし第二次大戦のとき、チャーチルの「個性」が無かったら世界地図は変わっていただろう~

人を成功に導くのは、他のどんな能力よりも、まず「個性」ではないかと私は思っている。
これまで、人類が作ってきた成功の歴史は、それは「個性」が作り上げた成果だと言ってもいい。
そんな典型が、あのウィンストン・チャーチルだろう。

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2018年03月号

vol. 132

企業進化論

~私は自分の会社を「生き残れる会社」に進化させようとしている~

どんな競争相手が現れても、それを駆逐していく強い企業がある。
会社とは、そうやって戦い、勝っていくことによって成長を遂げていくものなのだろう。
だが一方で、誰とも戦わず、生き残ることを主題とする会社がある。

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2018年02月号

vol. 131

金麦を買うオヤジたち

~最強のプロモーション手法「スケベ心」はマーケットリサーチでは計れない~

商売に必要不可欠な科学と言えば「マーケティング」だろう。
この科学で消費行動を分析すれば、何をどうやって誰にいつ売ればいいのかが分かる。
だがこの科学も「スケベ心」には何の説明も要らない。

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2018年01月号

vol. 130

幸せ保存の法則(2)-卒業理論

~「幸せ」は作り出せるモノだと気が付いた。それは自らの「卒業式」によってもたらされる~

前号の「幸せ保存の法則」で書いたのは、幸せは「比較」によってもたらされるということだった。
特に、人は「過去の自分」と「今の自分」を比較し、今が恵まれていればそれで「幸せ」を感じる。
ならばその心理を利用すればいい。そう。「幸せ」は作り出せるのだ。

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2017年12月号

vol. 129

幸せ保存の法則(1)-第一法則と第二法則

~「幸せ」とはいったい何なのか。若き日に仲間と議論の末にたどりついた唯一無二の法則~

「幸せな日々の連続くらい耐えがたいものはない」とはゲーテの言葉である。
「幸せ」自体が耐えがたいモノではないはずだとしたら、この言葉は何を言おうとしているのか。
誰もが一度は考えるこの「幸せ」について、我々はある法則にたどりついた。

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2017年11月号

vol. 128

優秀なサラリーマンは海の底にいる

~30代の転職市場に「逸材」はいない。優秀なサラリーマンほど転職をしないからである~

どこの会社でも、優秀な人材、特に、30代の優秀な中堅社員を血まなこで探している。
だが、その優秀な人材は、世の「転職市場」には流通していないようだ。
優秀なサラリーマンほど、ジッと海の底に潜み、水面には上がって来ないからだ。

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2017年10月号

vol. 127

36色の色エンピツ

~私は社員とランチを一緒にしないことにしている。彼らの私生活が見えてしまうからだ~

私は、昼のランチも、夜の居酒屋も、社員と一緒にはしないようにしている。
実は、こういった私と同じ主義の経営者は、意外に多い。
それは、社員の「私生活」を見ないようにするためだ。知ってしまえば判断を誤るのだ。

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2017年09月号

vol. 126

shellという単語を知ってますか?

~ビジネス界を泳ぎ切るに最も大事なモノは学歴でも博学でもない。それは「特別な個性」に他ならない~

あなたは「shell」という単語を知っているだろうか。
私が高校時代に出会った英単語のうち、一番印象に残った英単語がこの「shell」なのだ。
私はこのときに「世を生き抜くヤツとはどんなヤツか」を、シミジミと考えさせられた。

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2017年08月号

vol. 125

独裁者リー・クアンユ

~反対する勢力は粛清するのみ。それぐらいの独裁者でなければ荒廃した国は立て直せない~

古くはソビエトのスターリン。キューバのカストロ。今なら北朝鮮のキム・ジョンウン。シリ アのアサド。
我々日本人は、どうも「独裁者」と聞くだけで、それを毛虫のように忌み嫌うところがある。
だがもしその国の民衆が、日本よりずっと幸せだと思ってるなら、あなたはどうするだろう。

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2017年07月号

vol. 124

営業一課は7名まで-という法則

~社内にどうやって「競争原理」を埋め込むか。大企業はひたすらそればかりを考えている~

他社との競争はいわゆる「対外試合」である。むろん負けるワケにはいかない。
だがまずは、社内の隣の部署、営業第二課には、死んでも負けたくない。死んでもだ。
これが「営業一課は7名まで」という法則の心理背景である。

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2017年06月号

vol. 123

45歳で「大声」を出したらどうなるか

~人生に生きた証を残すには「大声」もときにアリだ。いい歳をした大人の確信犯的「大声」とは~

一生涯、大声を出さない御仁もいる。従順な人生だ。
だがもし、いい歳をして「大声」を発したらどうなるのだろう。
きっと何かをフイにするのかもしれないが、私はそれを「生きた証」だと認めたい。

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2017年05月号

vol. 122

護佐丸の悪魔の証明

~忠義を貫くには「死」を選ぶしかなかった護佐丸。「ない」ことの証明はそれほどまでに難しい~

「ある」ことの証明は簡単だが、「ない」ことの証明は非常に難しいと言われている。
例えば、月にウサギがいるのなら、ウサギを一匹捕まえてくればいいのだが、
ウサギがいないことを証明するならば、月をくまなく探索しなければならないからだ。

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2017年04月号

vol. 121

相手十分にさせない相撲

~大相撲にみる「相手の力を殺げば自分よりも強い相手にも勝ててしまう」という不思議な「理」~

自分よりも強い相手に勝つためには、相手以上に強くならねばならないのだろうか。
いや、そうとは言えない。相手の力を殺(そ)げばいいのだ。そうすれば勝てる。
これは、当り前のような理屈だが、実は、それに多くの人が気付いていない。

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2017年03月号

vol. 120

赤ん坊に乳をやりなさい

~言わねば良かった。後悔はいつも後からだ。経営者の一言はそれが正しかろうと余計な一言だ~

小さな会社には「社員がなかなか居着かない」という悩みがある。
その原因の1つは、オーナー経営者に多い「余計な一言」だ。
それさえガマンすれば、社員たちは笑って出社をしてくれるはずなのに。

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2017年02月号

vol. 119

1枚きりのスイスチーズ

~地雷を探しながら歩くより、地雷など気にせず歩き、踏んでしまった方が「得」という戦略~

我が社は、未収金の督促をしない。
簡単に言えば、お金を払ってくれないお客があっても「あぁそう」とあきらめるのだ。
督促にかかるコストより、サッサとあきらめるコストの方が安い、と気付いたからだ。

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2017年01月号

vol. 118

昔の彼女が営業にやって来た

~アナタの高校時代の元カノが、20年ぶりに現れて営業をかけてきたらどうします?~

もしアナタの元に、高校時代に付き合っていた彼女が、突然営業に現れたらどうするだろう。
私なら多分、一発で撃沈だ。
この「元カノ営業」、これを実際にやった会社があるのだ。すごい…。

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2016年12月号

vol. 117

公共のサイフは痛みを消す-
という法則

~自分に課せられる科料が一旦でも公共の場所に集められたなら、その痛痒は不思議に和らいでしまう~

もしアナタが、とある寺院から、国宝の「阿弥陀如来像」の修繕費を出せと要求されたらどう だろう。
もちろん「NO」だ。「なんで私が」と言うに違いない。仏像に興味があろうと無かろうとだ。
だがもし、その費用が税金でまかなわれるなら、アナタはそれに何の痛痒も感じない。

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2016年11月号

vol. 116

ド根性営業と50円玉営業

~知恵のないヤツは根性で売るしかない。一刀両断にこう断じる上司は果たして「パワハラ上司」なのか~

私の古い知人に「鬼の営業」と呼ばれる男がいる。
彼は自分の部下に「根性で売るか」「知恵で売るか」を選ばせることにしている。
今回、「知恵のないヤツは根性で売るしかない」と言う彼の「鉄の掟」を紹介する。

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2016年10月号

vol. 115

一日先に歩き始めたカメには絶対に追いつけない

~中学校の「教育指導要領」に書かれた深奥なる学習の指針。これさえ知っていれば人生は変わるはず~

どれだけセンスがあろうと、瞬発力や集中力があろうと、養成できない能力があるそうだ。
コツコツと、日々の反復でしか養成することのできない能力があるという。
ならば、それを一日先に始めた者には、絶対に、追いつけないという理屈だ。

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2016年9月号

vol. 114

ポータルサイトの原型は大阪とちゃいますか…

~人やモノや情報の集まるところにビジネスあり。この原理を「大阪は天下の台所」で解き明かそう~

ある方と「お年寄り向けポータルサイトを作ろう」と飲みながら熱く語っていたときだ。
「ポータルサイトの原型は大阪とちゃいますか…」というヘンな袋小路に入ってしまった。
私もその方も大阪出身。このパロディがやけに盛り上がったのは言うまでもない。

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2016年8月号

vol. 113

やってみたかった流行というマーケティング

~今年は何が流行るのだろう。一般人はそう考える。だが奴らは「今年は何を流行らそうか」と考える~

10年ほども前に、自らの考えを大きく変えることになったある体験をお話ししよう。
知人の広告代理店の人に「今年は何が流行りますか」と尋ねたら「フンッ」と笑われ、
「谷さん、流行は私たちが作ってるんですよ」と言われた。カチーンと来た。

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2016年7月号

vol. 112

アメリカンブラッド

~アメリカはなぜ強いのか。昔から抱き続けたこの疑問は、ある統計的な因子にたどり着く~

アメリカは移民の国である。一攫千金を夢見、故郷を捨てて海を渡ってきた人々の国だ。
そのパイオニア精神溢れる血を持つ移民たちの子孫には、やはり同じ血が流れている。
優生遺伝が作り上げたパイオニア国家アメリカ。これがアメリカンブラッドだ。

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2016年6月号

vol. 111

あなたは1文字を残して顔を上げられるか

~部下から声をかけられたとき、できるマネージャーは「ちょっと待って」とは言わない~

できるマネージャーたちの日々は、判断と指示の連続である。
彼らは、自分の仕事などは後回し。彼らはまず、組織を動かすことを最優先とする。
そして、そんなできるマネージャーたちには、ある共通の流儀があった。

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2016年5月号

vol. 110

正直だけが窮地を救う

~絶体絶命の窮地に追い込まれ、もはや死を覚悟したとき、人は正直によってのみ救われる~

ビジネスには、ときに「方便(ウソ)」を上手く使わなければならないときがある。
相手は、それが方便だと分かった上で、黙って見逃してくれるのだ。
だが、事ここに極まったとき、あなたを「窮地」から救うのは「正直」だけである。

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2016年4月号

vol. 109

田吾作の旅立ち

~幸福とはいったい何なのか。創業10周年を迎えた「りんくる社」は今からどこに向かうのか~

「幸福な日々の連続ほど耐え難いものはない」とゲーテは書いている。
だが、幸福が苦痛をもたらすはずはないので、この言葉は矛盾している。
だが、もしこれが真実だとすれば、実は、幸福とは間違った観念で定義されている。

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2016年3月号

vol. 108

混ざっていない赤玉

~全数を数えなくても全数が求まる「標本検査」には絶対に守るべきルールがある。「かき混ぜる」である~

中学生のとき、偶然に観た「NHK教育番組」で、どエラいモノを見てしまった。
目からウロコ。コペルニクス的転回。しばらくは口を開けたまま声も出なかった。
今なら何の不思議もない「標本検査」との初めての出会いだった。

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2016年2月号

vol. 107

上司はチェックマンではない

~もしこのブログに「あるある」と膝を打つ人がいれば、このブログ、ぜひ社内回覧をして下さい~

「提案書ができました。確認をお願いします」と、部下からメールが送られてきた。
上司が命じた提案書を、部下が提出してきただけのことなのだが、
私はそのメールには応じない。なぜなら私は「チェックマン」ではないからだ。

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2016年1月号

vol. 106

55歳の四苦

~長い人生で最もシンドい年代。それは50歳代だと言われている。その正体とは何なのだろう~

世の50歳代には四つの苦しみがある。私はそれを「55歳の四苦」と呼んでいる。
だがその四苦、10年後の60歳代も半ばになると、不思議に消えて無くなっていくそうだ。
今回は、この「四苦」でもがき苦しむ50歳代へ、一筋の光となる応援歌を送ろう。

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2015年12月号

vol. 105

クリスマス休戦とヤクザと救急車

~地獄の戦場にも、非道なヤクザにも「良心」があった。そしてそれは当然ビジネスにもあるはずだ~

お客様と大トラブル。ぼうぼうと燃えるその修羅場の真っ最中に、当事者の父上が亡くなった。
その瞬間、お客様はピタリとクレームを止めた。誰が頼んだワケでもない。
だが忌が明け、当事者が職場に戻った瞬間、修羅場は再開される。だがそれでヨシだ。

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2015年11月号

vol. 104

社長は未解決がお好き

~社長という人種はなかなか納得をしたがらない生き物のようだ。その生態を探ってみよう~

「ウチの社長はなかなか首を縦に振らない」「ウチの社長は朝言ったことを平気で夜に覆す」
などとウンザリしている方も多かろう。
そう。社長に、モノ分かりのいいヤツなんて一人もいないのである。

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2015年10月号

vol. 103

スキームネーミングのススメ

~漠然とした考え方や仕組みも、ひとたびネーミングをすればその効用は倍増する~

製品や商品にネーミングをするなら何の不思議もない。
だが、私が今回、ぜひともお薦めしたいのは「ビジネススキームネーミング」である。
「何だそれ?」と思ったら、ぜひこのブログを読んでみて欲しい。

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2015年9月号

vol. 102

人は自分以外の誰かのためになら立ち上がれる

~人は極限の中に置かれたら、自分ではない誰かのためにしか頑張れないと言う~

もうダメだ。もう立てない。あきらめかけたその極限の中、
不思議にも、人は、自分ではない誰かのためになら、再び立ち上がれると言う。
自分のために頑張れるのは、極限の数センチ手前までだ。

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2015年8月号

vol. 101

株主はそんなにエラいのか?

~欧米人は株主を見ながらの経営をする。だがそれは株式会社の本来のスピリッツなのか~

日本企業に外資が入ったとき、オーナーとなった欧米人は当然のように言う。
「一番エラいのは株主です」と。
そしてその欧米的な合理主義は、ゆっくりと日本式の心根の経営を蝕んでいく。

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2015年7月号

vol. 100

羊のセーター工場

~羊たちは「そうか。自分の毛を売ればいいんだ」と歓声を上げた。悪夢の始まりだった~

いつか枯渇する資源に頼る経営は、必ず破綻をする
それを私は「羊のセーター工場」と呼んでいる。
それは、恐ろしき未来が見えていながら、黙々とそこに向かうヒツジたちの性である。

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2015年6月号

vol. 099

なぜハワイに向かうのかを公表せよ

~経営方針をすべての社員にまで届ければ、その会社は見る見ると強くなっていく~

真東に向かうはずの船が今、真南に舵を切り始めた。
だが、船底にいる我々三等機関士には、その理由は伝ってはこない。
我々は寡黙に、目の前にある自分の職務をまっとうするだけだ。

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2015年5月号

vol. 098

10年後悔は再び巡る-という法則

~10年前を思い起こしての後悔は、10年後に再びまた巡ってくるという~

「ああ…やっとけば良かった」と、よく耳にする後悔の言葉。
だがそれが、10年前を振り返っての後悔ならば、
今から10年後、あなたはまた、同じセリフを吐くらしい。

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2015年4月号

vol. 097

二番目の柵に気付けば

~そうか。自分はまだ柵の中にいたんだ。これさえ気付けば人は自ら歩き始める~

人は、生まれながらに、ある柵で囲まれた丸い円の中にいるらしい。
そしてある日、何かのキッカケで、その柵の外に出ることができる。
だが人は、そこがまだ、別の大きな柵の中であることに気が付かない。

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2015年3月号

vol. 096

日本の許してはならない3つの輸入品

~ポピュリズムに染まる民放の報道番組に惑わされるな。国家百年の計を語るべし~

日本が許してはならない輸入品が3つある。
それは目の前の不遇の現実と、高邁なる理念との葛藤でもある。
そんなテーマを通して、国家と個人、企業と個人を語ってみたい。

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2015年2月号

vol. 095

40日インターバル

~どの本にも載っていない「解約の防ぎ方」は解約顧客が教えてくれた~

我々には、自分達に課している「ユニークなノルマ」がある。
契約している顧客へは、40日以内に必ず誰かが訪問するというルールだ。
我々はこれを「40日インターバル」と呼んでいる。

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2015年1月号

vol. 094

プロデューサーと運動会とお弁当

~この世で一番面白い職業は?と聞かれたら迷わずプロデューサーと答えるだろう~

無から有を作り出す仕事が「プロデューサー」という職業である。
この職業、何となくイメージが浮かびにくいかもしれないが、
要は「お祭りの実行委員長」だと思えば分かりやすい。

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2014年12月号

vol. 093

人類英知の反作用の法則

~人は危機予測がでれば「そうはさせじ」とする反作用の性向を持っている~

「このまま推移すれば30年後には地球の平均気温は現在より2℃上がり…」
これは、地球温暖化を危ぶむ最近では聞きなれたニュースだが、
安心をしていい。人類の英知は、この危機を絶対に放置などしない。

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2014年11月号

vol. 092

リンカーンの真実

~権力のない人間がいくら吼えても世の中は変わらない。変えたければまず昇れ~

力のない者が、正義を盾に、世を正そうと声を張り上げる。
一見、それは美しいように見えるのだが、そこに「結実」はない。
本気で世を正すなら、手を汚してでもまず、のし上がるのが先だ。

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2014年10月号

vol. 091

「結婚しようよ」

~昔の日本人は「心奥にある言葉」を口にしなかった。それこそが日本人だった~

僕の髪が肩まで伸びて君と同じになったら約束どおり町の教会で結婚しようよ♪
吉田拓郎の1972年の大ヒット曲「結婚しようよ」の歌い出しである。
この軽薄な歌詞が、その後の日本を変えてしまうことになる。

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2014年9月号

vol. 090

無抵抗のマーケティング

~どんなクレームも無抵抗で受付ける。こんな無謀なマーケティング戦略がある~

お客様から無理難題を言われたり、クレームを言われた瞬間、
顔色一つ変えず「かしこまりました」と即答するというマーケティングがある。
その瞬間は損をするが、長い目で見れば、それは得を生むと言うのだ。

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2014年8月号

vol. 089

脱下請けの本気(下)

~下請けは頑張らない人種だ。だが熱いエネルギーを秘めている。ならばどうする~

「理不尽にもう耐えられない」
そんな思いで「下請け脱却」を目指したのは私だけではない。
ならば、その熱いエネルギーをビジネスに使わない手はないはずだ。

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2014年7月号

vol. 088

脱下請けの本気(上)

~下請け脱却をスローガンにしている企業はあまたあるがその本気度は疑わしい~

経営の安定を考えれば、下請けからの脱却を目指すべきだろう。
だが正直なところ、
経営の安定を図るために下請脱却をしました、なんていう話は大ウソだ。

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2014年6月号

vol. 087

ツービートダブルクロスオーバーで泳ぐ魚

~速く泳ぐためには魚になるのが一番である。理屈なんかじゃない。体で覚えろ~

ご存知だろうか。オリンピックの競泳種目で、
日本の女子選手で初めて自由形の金メダルを獲得した柴田亜衣は、
実は「魚」なのである。

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2014年5月号

vol. 086

トンネル4丁目

~進めないし戻れない。このどっちにも行けない状態ほどシンドいものはない~

出口はまだまだ先にある。だが入口にも戻れない。
逃げ道は完全になくなった。後悔だけが心に湧いてくる。
私はそんな状態を「トンネル4丁目」と呼んでいる。

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2014年4月号

vol. 085

ピアノと杭打ち

~多くの人が豊かさを共有した高度成長の時代、そこには記憶に残る音があった~

戦後、昭和29年から19年間続いた空前の高度成長期。
私にはその時期、ある2つの音が耳にこびりついている。
ピアノの音と、建設現場の「コーン、コーン」という杭打ちの音である。

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2014年3月号

vol. 084

オンリーワンよりナンバーワン

~世の中は「オンリーワン」がチヤホヤされている。それってどうなのよ~

私は、人に「序列」は必要だと思っている。
強い奴は上に、弱い奴は下に位置するべきだ。
サルと同様、人間も「序列」の生き物であるはずだ。

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2014年2月号

vol. 083

荒木村重の変心

~人は後悔を引きずったままでは次の勝負には勝てないらしい。ならば変心するべし~

「過ぎて返らぬ不幸を悔やむのは、さらに不幸を招く近道だ」
シェイクスピアの「オセロ」の一節だが、
「くよくよしない」は、成功への絶対条件なのである。

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2014年1月号

vol. 082

リーンアプローチ

~大きなビジネスを発火させるには相当の力が要る。ならばリーンアプローチだ~

大きなビジネスを興すのは並大抵ではない。
だが、どデカいビジネスも、それを導く面白い手法があるのだ。
今回は、その手法「リーンアプローチ」を紹介したい。

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2013年12月号

vol. 081

注文は宣告なく減っていく-という法則

~恐ろしいのは注文が減っていくことではく、減っていくのを知らないことである~

明日からもう注文しません。
そう言われたら、いくら鈍感な経営者も、慌てることだろう。
だが注文が減る時は、何も宣告されないってことを知ってます?

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2013年11月号

vol. 080

相談は答えを決めてからするもんだ

~お客様からクレームが入りました。どうしましょう。なんて相談を受けたあなたは~

相談には、自分なりの答えを持って臨むことが大事である。
答えを持たずに相談を繰り返せば、
いつまで経っても自分では決められない人間になっていくだろう。

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2013年10月号

vol. 079

オランダ病罹患

~「りんくる社はオランダ病にかかってる」とズバリ言われて立ちすくんだ~

「オランダ病」とは、天然資源の輸出によって自国の通貨高を招き、
そのために工業品の輸出が鈍り、国内製造業が廃れてしまう現象を言う。
「副業」が「本業」を壊してしまう恐ろしい病気だ。

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2013年9月号

vol. 078

雨のお土産理論

~わざわざ大雨の時に来てくれた人を手ブラで帰すワケにはイカンだろうという理論~

「返報性の原理」という考えがある。
人は、他人から何か与えられたら、必ずお返しをしたくなるのです。
「受けた恩は返さねばならない」と思う心理です。

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2013年8月号

vol. 077

知恵が作った付加価値は誰にも渡さない

~知恵を絞って生み出した付加価値は誰にも渡してはならない。独り占めすべきだ~

何の工夫もせずに得た付加価値(利益)は、
お客様と分かち合っても構わない。
だが、知恵を絞って生み出した付加価値は、お客様には渡さない。

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2013年7月号

vol. 076

再びタコマナローズ橋

~失敗は成功の元。だが失敗した者に簡単にチャンスなどやって来ない~

大きなプロジェクトを任せた部下が大失敗を犯した。
あなたは、その大きなプロジェクトの「やり直し」に、
その部下を再び指名することができるだろうか。

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2013年6月号

vol. 075

丁稚の一年

~もしあなたが起業したくて逡巡してるなら「丁稚の一年」も悪くはない~

サラリーマンを辞めて独立したい。
だが本当にやっていけるのか…。不安でなかなか飛び出せない。
そんな時、「丁稚の一年」をやってみてはどうだろう。

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2013年5月号

vol. 074

過去は変えられるのだ

~自分を変えたいと思っている人は多い。だが周りの目にそれを邪魔されてしまう~

自分を変えたいと思っている人は意外に多い。
よしっ。今日から自分を変えよう。
そう決意したりするのだが、なかなかそうはいかない。

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2013年4月号

vol. 073

悠久のニューヨーク

~世界は広い。日本で成立するビジネスもアメリカでは存在さえしないのか~

ニューヨーク(以下:NYC)で体験したある事件。
日本が世界のスタンダードでないことは薄々は知っていたが、世界は広い。
「ビジネスの本質」とはいったいどこにあるのだろう。

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2013年3月号

vol. 072

個人情報保護法がナンボのモンや

~個人情報保護法で企業が「萎縮」している。行き過ぎたコンプライアンスのツケ~

りんくる社は「個人」をお客様にはしていない。
それでも頻繁に『個人情報保護の取り組み』を問われることがある。
むろん従順を装うが、腹の中では「くだらん」と毒づいている。

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2013年2月号

vol. 071

ベテラン社員は水のありかを知っている

~ベテラン社員とは成長を止めた社員である。そんな社員など必要なのだろうか?~

長く勤め、能力アップを自然増加だけに頼り、
自らの成長を止めてしまった社員のことを「ベテラン社員」と言う。
はたして企業にそんな「ベテラン社員」など必要なのだろうか?

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2013年1月号

vol. 070

母ロク娘ヨンの教え

~「娘」は大事だ。だがその「娘」を産んでくれる「母」はもっと大事なのだ~

お客様が「娘」なら、そのお客様を紹介してくれる人が「母」である。
「母」は「娘」を産んでくれる。
だが、ついつい「娘」に見惚れて「母」を忘れてしまいそうになる。

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2012年12月号

vol. 069

余った有給休暇

~有給休暇は働く人の当然の権利なのだろう。だが最近、それを曲解している輩が多過ぎる~

「有給休暇が余っているので消化しちゃいます」なんてセリフをよく聞く。
有給休暇は当然の権利なんだろう。だが、ホントにそれは正しいのだろうか。
このセリフに反論さえできない今の社会は、この国を足元から腐らせていく。

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2012年11月号

vol. 068

空席の価格(おまけ)-コークスに火をつけろ

~使い道のないド素人の主婦軍団。この愛すべき「コークスクルー」に火をつけたら~

どうしようもないド素人のSOHO達がそぞろ集まってきた。
その使い道のないSOHO達の「活躍の場」がついに見つかった。
「空席の価格」のおまけ編。最後に面白いビジネスネタをお届けしよう。

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2012年10月号

vol. 067

空席の価格(4)-全国クルー網の誕生

~全国に広がったSOHO網。そして産声をあげたロケーションビジネスとは~

「はじめまして」「私も参加させて」と次々と名乗りをあげるSOHO。
それが全国にまで広がった時、新たなビジネスが産声を上げることになった。
「空席の価格」4回シリーズの今回は最終回である。

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2012年9月号

vol. 066

空席の価格(3)-ついにSOHOを見つけたり

~在宅勤務(SOHO)という新しいワークスタイルがついに産声を上げる~

妻が遭遇した「2つの事件」から得たビジネスのヒントを元に、
ついに、これまで世に見なかった「ベンチャービジネス」が始まった。
今回は「空席の価格」全4回シリーズの3回目。

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2012年8月号

vol. 065

空席の価格(2)-価値が変わる瞬間を狙え

~フライト寸前の飛行機の空席。果たしてその空席の価格はいくらなのだろう~

価値は刻々と変化する。そしてそれは「人件費」にもあてはまるのだ。
誰も気付いていなかったこの大発見に、私は思わず飛び上がった。
「空席の価格」全4回シリーズの2回目である。

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2012年7月号

vol. 064

空席の価格(1)-やる気を全国から掻き集めろ

~規定の枠にはまらないという理由で捨てられた「やる気」を全国から掻き集める~

1995年、私はベンチャービジネスを立ち上げることになった。
「空席の価格」というタイトルでまとめられた、その新規事業の提言を、
今月から4回シリーズで紹介する。今回はその1回目である。

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2012年6月号

vol. 063

売り切れは儲け損なった瞬間である

~苦労もせずに、飛ぶようにモノが売れる時、それは儲け損ねた瞬間なのだ~

新築マンションの建設現場に「完売御礼」という縦幕が吊るされている。
さぞや営業はホクホクだろうと想像するが、実はそうではない。
その縦幕は「商売に失敗しました」を世間に公言するようなモンだ。

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2012年5月号

vol. 062

そのメール、明日にしようよ

~メールは送ったら最後、もう取り返せない。ビジネスメールの小さな鉄則とは~

もはやコミュニケーションツールの主役となったメール。
だがそのメールも万能無敵ではなさそうだ。
今回は、メールを書いてはならない「こんな時」を紹介したい。

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2012年4月号

vol. 061

いざ鎌倉

~もう迷うな。人生の岐路に立つ時、私はこの言葉を必ず使う。前だけ見ろと~

事が起こった時は、全員が鎌倉に馳せ参じ、幕府の旗の下に戦おう!
有事には呉越さえ力を合わせ戦うべし!
私はその、「いざ鎌倉」という合言葉に、ある特別な思いを抱いている。

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2012年3月号

vol. 060

4割聞いたら仕事を請けよ

~詳しい中身はまだ決まってないのですが…で始まる仕事の行方は~

仕事の発端とは、
まだボンヤリとした段階の「できますか?」という打診から始まる。
そのボンヤリをイヤがっても、怖がってもいけない。

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2012年2月号

vol. 059

目の前の常識は疑えない

~今の常識は10年後の常識ではないかもしれない。だが今の常識は疑えないのだ~

昔、会議と言えば、机の上には必ず「灰皿」があった。
職場では、電話をしながらタバコをスパスパ吸っていた。
今では信じ難い光景だが、当時、何の不思議もなかった気がする。

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2012年1月号

vol. 058

散りの美学とビジネスと

~散りゆく時こそ美しくありたい。でもそんな人生哲学がビジネスで通用するはずもない~

散る時にこそジタバタしない。
黙って運命を受け入れることこそ美しい。
なーんてことを言ってるから、いつまで経ってもBIGになれないのだ。

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2011年12月号

vol. 057

万機公論に決っすべし

~会社に民主主義などない。白紙からの議論もない。万機を公論に決するヒマなどない~

全員で意見を持ち寄れば「最善策」が生まれるかって?
そんなことはあり得ない。
「最善策」は、たった一人がギリギリに考え抜いてのみ生み出される。

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2011年11月号

vol. 056

先にするは三文の徳

~同じ事をしても、先にするのと後でするのとでは大違い~

皆さんは、仕事の順序をどうやって決めているだろう。
もし期限の迫ってる順番や、仕事が来た順にこなしているとしたら、
それは大間違いである。

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2011年10月号

vol. 055

情熱のオクタン価

~情熱は若者の特権なのか?50歳を超えて湧き出る情熱のオクタン価~

若い頃、私はまごうことなき無類の情熱家だった。
そして若い時、情熱は若者だけが持てる特権のように思えてた。
果たして今、50歳を過ぎ、その情熱は衰えたのだろうか?

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2011年9月号

vol. 054

サンマの管理

~企業内で頻繁に使われる『管理』という言葉。この『管理』の正しき用法とは~

日本人が大好きな『管理』という言葉。
この言葉を濫用するがあまり、本来の正しい意味が分からなくなっている。
だがこの『管理』という言葉、実は非常にアクティブなのだ。

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2011年8月号

vol. 053

女性選挙権のもう一つの真実

~真実は1つではない。どんな背景にも真実は2つ存在する~

誰もが納得する「本当の理由」のすぐ横に、
実はもう一つの「本当の理由」が隠されている。
物ごとを斜めから見れば、いつもは見えない何かが見えてくる。

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2011年7月号

vol. 052

ガラシャの洗礼

~選択肢の問題ではない。唯一の光は、人を信じられない境地にまで連れて行く~

人は、外界と遮断された場所に閉じ込められると、
唯一、外界から漏れてくる光を、妄信して追い求めていく性質がある。
これを使えば、宗教法人にも負けない血の団結の企業が出来上がるだろう。

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2011年6月号

vol. 051

学童疎開という戦略

~未来ある子供達を戦禍から遠ざける。この学童疎開という戦略の真実とは~

福島第一原発の放射線から子供達を救え!
その一策に、昔、戦争中に採用された「学童疎開」がある。
未来だけは守り抜く!この深慮遠謀な戦略は、現代の企業にも存在する。

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2011年5月号

vol. 050

アホな会社の法律はたった一人のアホが作ってる

~法律を作らせた奴がアホなのか、法律を作った奴がアホなのか~

企業には、トップが強権発動した社内ルールが山のようにある。
だがそのルールは、たった一人のアホを押さえつけるために作られた、
その他大勢の人達がウンザリするルールなのである。

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2011年4月号

vol. 049

日本人のソーシャル・キャピタル

~世界の多くの民族の中で、古来、日本人だけが持つ固有の社会性が注目されている~

3.11 日本はこれまで経験したことのない大地震に見舞われる。
日本は果たしてこの過酷な試練を乗り越えられるのだろうか。
そこには日本人だけが持つ独特の社会性が大きな役割を果たすことになる。

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2011年3月号

vol. 048

1,000円で万馬券は買えない

~少資本でブレイクは起こせない。ビジネスの成否はギャンブルの理屈に似ている~

大事を成すには、ムダに多過ぎる「余分」を必要とするところがある。
それは「投資」という概念とは根本的に違っている。
ビジネスの成功は、大量の「余分」と一緒に仕入れなければならない。

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2011年2月号

vol. 047

経営トップは隠して使え

~隠して見えなくすることも戦略である。ならば経営トップを隠してしまおう~

たった10名の会社であっても、
経営トップは簡単に表舞台に登場してはいけない。
お里さえバレなければ、家の格式は高く見えるものなのだ。

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2011年1月号

vol. 046

街はあっちだ!

~リーダーシップとは誰よりも早く進むべき方向を指差すことである~

リーダーシップの養成は、企業研修の中でも最も多いテーマの一つだ。
その育成は簡単ではないと言われている。
だが、実に小さなキッカケでその能力を掘り起こすことができるのだ。

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2010年12月号

vol. 045

売れ筋商品はそこにはない

~売れない理由をいくら分析しても売れる理由は見つからない。それはそこにないのだ~

お店を流行らせるには、
「売れない商品」を常に排除する仕組みを持てばいい。
だがそれは「売れる商品」の発見ではないことを知るべきだ。

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2010年11月号

vol. 044

笑門来福

~笑う門には福来る。ビジネスの理はまだまだこういった不思議に拠る~

皆さん、毎日、笑顔で仕事をしてますか?
ほらほら、眉間にシワが寄ってますよ。
そんな恐い顔してたら、いい話も素通りしちゃいます。

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2010年10月号

vol. 043

世に生を得るは事を成すにあり

~あまりにも有名な「坂本龍馬」のこの言葉。これを座右の銘にしている人は多い~

幕末の志士「坂本龍馬」の、この有名な言葉で、
人生を変えてしまった人がいったいどれくらいいるだろうか。
かく言う私も、その一人である。

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2010年9月号

vol. 042

扇子の涼は値段で決まる

~商品の価値はスペックだけでは決まらない。購買心理に潜む不可解な感覚~

我々の展開する「e-コンシェルジュサービス」は廉価が魅力だ。
だが「安過ぎる」を理由に断られることが稀にある。
この忸怩たる思いを紐解いてみた。

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2010年8月号

vol. 041

姥捨て山に捨ててくれ

~今、村々は大飢饉に見舞われている。もう全員は助からない~

「姥捨て山」という民話をご存知だろうか。
息子が年老いた母を背負い、山奥に捨てに行く話だ。
この「姥捨て山」を現代に蘇らせたい。

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2010年7月号

vol. 040

棚ぼたは抗争の渦外に落ちてくる-という法則

~抗争に加担してはならない。渦外にいさえすれば何かが落ちてくる~

思わず転がり込んで来る「幸い」というのがある。
「棚ぼた」だ。
これは、抗争のすぐそばで待ち受けるのが最も良い方法だ。

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2010年6月号

vol. 039

メリーゴーランドの安全装置

~人間関係の破綻は、アクシデントの後の「速度の違い」によって訪れる~

ある女性カウンセラーから面白い話を聞くことができた。
人間関係の破綻は、小さなアクシデントの後の、
両者の「速度の違い」によって生じると言う説だ。

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2010年5月号

vol. 038

オートザムに会いに来い!

~究極の営業とは「探すこと」と見つけたり~

この高慢で、上から目線のテレビコマーシャルを覚えているだろうか。
1990年、マツダの販売店「オートザム」のコマーシャルコピーだ。
生意気にも、お客様に「会いに来い!」と言うのだ。

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2010年4月号

vol. 037

サクラセンサー

~孤高のサクラ、その開花センサーを若い人たちの心の中に見つけたい~

新しい門出を迎える時、そこには必ずサクラが咲いている。
卒業式や入学式、旅立ちには欠かせないサクラ。
私は、このサクラの「開花センサー」が気になって仕方がない。

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2010年3月号

vol. 036

達成感走性

~人間には達成感の光源に飛び込んで行くと言う不思議な走性がある~

昆虫の多くは本能的に「光源」に向かう特性を持っている。
これを「光の走性」と言う。
生物の殆どがこの「走性」を生まれながらに持っている。

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2010年2月号

vol. 035

残業したら残業手当は払わない

~15:00に仕事を終えて初めて残業手当が付く制度~

「私は昨夜9時まで仕事をしました。だから残業手当を下さい」
これは正しいようで正しくない。
逆なのです。就業時間内に仕事を終えれば「残業」が付くのです。

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2010年1月号

vol. 034

セカンドエフォート

~倒れそうになってからの最後のあがき。この一歩が何を生み出すのか~

セカンドエフォートとは、アメリカンフットボール用語である。
直訳すれば「2回目の努力」という意味になる。
人生訓にも聞こえる、米国スポーツらしくない言葉だ。

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2009年12月号

vol. 033

肉声優位の法則

~メール溢れるご時勢に、肉声でしか伝えられないことがある~

今は、何でもカンでもメールで済ます風潮がある。
だが肉声で伝えることで、より高い効果が得られる場面がある。
それは「お礼」と「お詫び」と「お願い」だ。

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2009年11月号

vol. 032

キンメの小鉢

~江戸っ子の粋な計らい。常連客に用意されいるトクベツとは何なのか~

毎月継続するサービスは、初回の営業だけで、後は営業不要なの?
いやいや世の中そんなに甘くはない。
今回は、再び暖簾をくぐってもらう「キンメの小鉢」をご紹介しよう。

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2009年10月号

vol. 031

人生を変えた帰納法と演繹法(下)

~この法則は未来をも予言する。恐るべきこの法則の真髄に迫る~

2回シリーズでご紹介する「帰納法と演繹法」の後編。
この法則を突き詰めていった時、ある劇的な効用にたどりつく。
この法則は、未来を予言できる究極の思考法なのだ。

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2009年9月号

vol. 030

人生を変えた帰納法と演繹法(上)

~人生を大きく変えてしまうことになった驚愕の思考法とは~

学生時代、帰納法と演繹法に出会ってしまったがために、
その後の人生を、大きく変えてしまうことになる。
2回シリーズで、この帰納法と演繹法の驚くべき効用をご紹介しよう。

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2009年8月号

vol. 029

いいモノが売れるなんてのは幻想である

~独立を考えている人は、いいモノが売れるなんて信じちゃいけない~

独立する時に、真っ先に考えるのが『商品』だが、
ここでの『アイデア』は、あなたを成功には導かない。
独立時に必要なのは『どうやって売るか』を考え抜くことである。

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2009年7月号

vol. 028

ゴミ溜めからの星空

~ゴミ溜めから見上げた星空はいつも静かで澄み渡っている~

あっちこっちで火が吹いている。こちらを鎮火すれば、またあちら。
あちらを鎮火すれば、またこちら。何事もない日は一日もない。
だが、そんな時にフッと見上げた星空は、なぜか必ず澄み渡っている。

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2009年6月号

vol. 027

うちの子はやればできるのよ

~やればできるならやってごらん。やらない奴にできる奴などいない~

浪人時代、運命を変える経験をした。
第一志望の大学受験の当日だった。
私はそこで、重大な事に気付いたのだが、もはや遅かった。

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2009年5月号

vol. 026

人間・限界効用逓減の法則

~頑張りが足りないの?いや待ってほしい。もしかしてあなたは10杯目のビールでは?~

限界効用逓減という法則をご存知だろうか。
簡単に言えば、いくら美味しいモノでも食べ飽きる、という法則である。
これが人間にも当てはまるとしたらどうだろう。

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2009年4月号

vol. 025

狩猟民族から農耕民族へ

~幸せを求め、我々はそれまでの狩猟をやめ、農耕民族への旅に出ることを決意した~

我々は独立する時、親会社から小さな「苗」をもらってきた。
狩猟民族から農耕民族への扉のカギだ。
この小さな苗を、たわわに実る稲田に育てたい。

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2009年3月号

vol. 024

恐るべし-第三者の言葉

~人を簡単に抹殺したり蘇生したりできる「第三者の言葉」とは~

直接、自分で伝えるのではなく、人の口を借りて何かが伝わる時、
正しく伝わるかどうかは別として、効果は倍増する。
「第三者の言葉」は簡単に人を殺し、人を活かすことができる。

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2009年2月号

vol. 023

カップヌードルの自動販売機

~カップヌードルは誰を狙った商品だったのか。深謀遠慮の日清食品の戦略とは~

恐らく40歳以上の方は見たことがあるはずだ。
昔々、カップヌードルの調理機能付きの自動販売機があったのを覚えているだろうか。
これこそが、現代マーケティングの最先端戦略なのである。

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2009年1月号

vol. 022

揚力は存在する

~ビジネスには浮力は存在しない。唯一、ビジネスには揚力のみが存在する~

「揚力」という自然科学に存在する「不思議な力」をご存知だろうか。
動くものだけに作用するこの「神の力」は、
経済学、社会科学的なビジネス界にも存在すると私は信じている。

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2008年12月号

vol. 021

隣を見せたら品質は劣化する-という法則

~品質とはいったい何なのか?その真理にたどりついた大発見~

とかく品質に敏感な日本人。
ところが日本人の品質感は「均質」であることが分かってきた。
同時に、この錯覚を利用すれば品質を担保できる、と気が付いた。

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2008年11月号

vol. 020

頑張ったんですが

~「頑張った」と「努力」を混同してはいけない。工夫なくばそれはただの言い訳だ~

「頑張った」と「努力」は違う。
独善的だが私は「努力」を評価し「頑張った」は評価しない。
頑張り屋さんはとかく賞賛されがちだが、それは単に持って生まれた性格だ。

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2008年10月号

vol. 019

東京松下村塾

~ここ東京りんくるに集う若者を維新の高台に立たせたい。東京松下村塾の開講だ~

東京りんくるは「東京都中央区日本橋小伝馬町」という地にある。
小伝馬町は明治維新に、あの吉田松陰が処せられた刑場のあった地だ。
それならば、と、ここ東京りんくるで100年ぶりの松下村塾の開講だ。

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2008年9月号

vol. 018

目と目が合えばビジネスが生まれる

~同じ方向を目指すビジネスは競合となる。だから一人振り向けばいい~

毎年、夏の甲子園に高校野球を見に行くのだが、
ある時、とんでもなく不思議な光景に目を奪われた。
ここ甲子園で、なんと、野球を見ない不逞の集団を発見したのだ。

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2008年8月号

vol. 017

元金返済を済ましていない男達

~元金返済は若いうちにしかできない。40歳を超えて気付いてももう手遅れだ~

「こんなに会社に尽くしてきたのに冷遇され始めた」と、長く勤めた会社を出奔し、
起業や転職を余儀なくされた40歳男が溢れかえっている。
元金返済を済ましていない男達の旅路は、思いの他、厳しい道のりとなる。

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2008年7月号

vol. 016

5歳の天才バイオリニストの助言

~人は相手を見て意見を受け入れるかどうかを決めている~

もしあなたがプロ級のバイオリン奏者だったなら、
目の前に突然現れた5歳の女の子が適切なアドバイスをくれた時、
それを素直に受け入れることができるだろうか。

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2008年6月号

vol. 015

マズローの6段階の欲求

~孤高の志をもろくも溶かす誘惑の落とし穴。現代社会に巣食う陶酔のワナとは~

正しくは「マズローの5段階の欲求」で、これはそのパロディーである。
有名な「マズローの5段階の欲求」にもう1段階を加えて6段階にしてみた。
それは、多くの起業家達の孤高の志を抜き取ってしまう魔物かもしれない。

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2008年5月号

vol. 014

黒ヤギからの手紙

~メールの100%レスと24時間以内レス。我々は愛される黒ヤギを目指す~

♪白ヤギさんからお手紙着いた~♪黒ヤギさんたら読まずに食べた~
何ともカワイイ童謡だが、この黒ヤギ、実は只者ではない。
この律儀な黒ヤギこそ、ビジネスマンのお手本となるのかもしれない。

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2008年4月号

vol. 013

団塊の世代よ起業せよ

~巨大マーケットにされた団塊の世代。今度はやり返す番だ~

2008年、団塊の世代が次々と「定年」を迎え始めている。
日本の社会の中で、良くも悪くも一時代を築いたこの団塊世代。
この世代に、このまま安穏とリタイアさせてはならない。

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2008年3月号

vol. 012

アドルフ・アイヒマンの統計学

~ナチスドイツのアイヒマンと現代経営者が犯す同じ罪とは~

机上の紙面にペンを走らせ、ホロコーストを指揮したアイヒマン。
このアドルフ・アイヒマンは果たして偏狂たる殺人鬼だったのだろうか。
現代の企業経営者が犯す「机上の統計」とは何が違うのだろうか。

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2008年2月号

vol. 011

n×Nの威力

~ベンチャー成功の鍵は、単価を小さくする以外にない~

前項のnは単価。後項のNは数量。単価を小さく、そして大量に売る。
これにしかベンチャーの浮かび上がれるチャンスはない。
n×Nの威力は、ビジネスでのパンデミックスと言って過言ではない。

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2008年1月号

vol. 010

子を持たないと分るはずない親の恩

~その立場になってみないとホントの事など分かるはずがない~

「子を持って初めてわかる親の恩」と言う諺がある。
ほのぼのとした諺のように聞こえるが、実はかなり辛辣である。
言い換えれば「子を持たない限り親の気持ちなど分かるはずがない」となる。

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2007年12月号

vol. 009

マーケティングの尻尾

~消費者行動心理学-マーケティング-の尻尾を掴んだある偶然とは~

今ならマーケティングの必要性も使い方もある程度わかっているつもりだが、
初めてマーケティングの「尻尾」を掴んだ瞬間がある。
それは何となく出かけた同窓会の会場だった。

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2007年11月号

vol. 008

疑うには金がいる-という法則

~りんくる号の大切な水瓶。だが水瓶を見張れば破綻は確実に訪れる~

1992年のソビエト連邦の崩壊はイデオロギーの転換などではない。
この国は人を疑い過ぎた。人を疑えば金がかかるのだ。
そう。ソビエト連邦の崩壊は経済破綻によって決定した。

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2007年10月号

vol. 007

ソニーの炊飯器

~なぜソニーは炊飯器を作らなかったのか。幸せのナショナルブランドとは~

高度成長期、家庭にはどんどん電化製品が増えていった。
その電化製品には必ず「ナショナル」のマークがついていた。
なぜソニーは炊飯器を作らなかったのか。

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2007年9月号

vol. 006

我々は月に立つ

~ビジョンと目標は何が違うのか。目標では夢など叶わない。ビジョンを持とう。~

熾烈な宇宙開発でソビエトに遅れを取っていたアメリカ。
大逆転劇となった月面着陸という偉業は、
ジョンFケネディの就任演説から始まった。

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2007年8月号

vol. 005

オセロを100回裏返せ

~「正しい答え」などいらない。欲しいのは「頑丈な答え」である~

白と黒しかないオセロ。どっちになるかは50%の確率。
どちらの色が正しいか…。でもどっちだって一緒。
要は、どれだけ考えたかが明暗を分ける。

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2007年7月号

vol. 004

一列目は必ず死ぬ-という法則

~先頭に立って活路を開いた勇気ある先陣は必ず死ぬ~

驚くべきことに、中国兵馬俑の中に鎧をつけない武者の俑がある。
攻撃されればひとたまりもないこの軽装な武者達は、
いの一番に敵の本陣に迫り、死ぬ事など意に介さず敵将の首を狙う。

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2007年6月号

vol. 003

クツのヒモ理論

~ここが勝負!という局面で必ず解けているクツのヒモとは~

解(ほど)けているクツのヒモ。このまま死力を尽くして駆け抜けるべきか、
目の前の電車を見送ってでもヒモを結び直すのか。
生まれたばかりの企業が、直面する「解けたクツのヒモ」はあまりも悩ましい。

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2007年5月号

vol. 002

「仰げば尊し」は誰のために

~長く続いた手続きにこそ疑問の目を持ちたい。ある中学生の投じた一石が生んだ法則~

昨日まで正しかった事は今日も正しい。今日正しかった事は明日も正しい。
しかしそれが10年後に正しいとは限らない。
定年を控えた老教師が「生徒に教えられた」と涙したある出来事がある。

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2007年4月号

vol. 001

ドラキュラのジレンマ

~商品の良さをどうやって知らしめよう?そんな試行錯誤が生んだある哲学~

世の中は「良いモノ」が溢れかえっている。でも、決して良いモノが売れるとは限らない。
「じゃあ 、口車に乗せて売るのか?まさかなぁ…。」
そんな思いを我々は 『ドラキュラのジレンマ』 と名付けた。

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 社長 谷洋の独り言ブログ 日々是好日