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2009年5月号

vol. 026

人間・限界効用逓減の法則

~頑張りが足りないの?いや待ってほしい。もしかしてあなたは10杯目のビールでは?~

限界効用逓減という法則をご存知だろうか。
簡単に言えば、いくら美味しいモノでも食べ飽きる、という法則である。
これが人間にも当てはまるとしたらどうだろう。

限界効用逓減を説明する際に、
よく使われる例が「1杯目のビール」と「10杯目のビール」である。

忙しく仕事を終え、仲間と居酒屋に行った。
そこで飲む1杯目の生ビールの美味いこと美味いこと。
喉が鳴る。
中ジョッキ1杯の値段は500円だ。

ところが仲間と2時間も話し込み、
生ビールはすでに10杯目。
1杯目の喉越しのあの美味さはもう無くなっている。
まるで水のようだ。ありがたさは感じない。
ところが中ジョッキ1杯の値段は500円のままだ。
本当なら10杯目のビールは100円の価値しかないかもしれない。

我々が、何かを消費していく過程において
繰り返し繰り返し消費していけば
例え、そのものの価値が変わらなくても
徐々に価値を感じなくなる。
これが「限界効用逓減の法則」である。

同じ食べ物じゃなくても法則は通用する。
空腹に食べたメザシと、満腹になってから食べた鯛の刺身では、
もしかしてメザシの方が満足度は上かもしれない。
このように、消費が増すにつれ、
得られる効用が無条件に少なくなってくる。
これが「限界効用逓減の法則」なのである。

さて人間。
45歳を超えた瞬間、永く勤めた会社から、
「君はもう無用だ」と言われた人もいるだろう。
「えっ?なんで?」と理不尽に思うのだが、
これがビジネスシーンにおける「人間・限界効用逓減」なのだ。

さて、ここまで書けば、
「はは~ん」と思う方もいるかもしれない。
「頑張って、自分の価値を上げていけ!」と言いたいんだろうと。
無論、頑張ることは推奨するが
今回はちょっと違うのだ。

実力主義と言われているビジネスシーンにおいて
実力があるのに、無用といわれる人は結構多い。
そんな時、
「まだ頑張りが足りんか・・・」と自分の価値ばかりを疑ってはいけない。

あなたが「無用」と言われたのは、
あなたが10杯目のビールとなったからなのだ。

乱暴に言えば、
45歳となった人間の価値が、そんなに急に上がる訳がない。
ちょっとぐらい頑張ったって、
相手が満腹なら、10杯目のビールはマズいのである。

ではどうするのか?

そう。
「1杯目のビールになればいい!」
逆転の発想だ。

10杯目のビールをどんなに美味く加工しようが、
この法則に従えば、
10杯目のビールは、1杯目のビールには到底、叶わないのだ。

では自分が、
1杯目のビールになるにはどうすればいいだろう?

部署を変えることだ。
会社を変えることだ。
自分を変えるのではなく、ビジネス環境の方を変えてしまうのだ。
異なる環境に新しく身を置くことによって
あなたは1杯目のビールになれるのだ。
これが「人間・限界効用逓減の法則」を利用した打開策である。

ただし、
価値が下がって効用が下がるのは「人間・限界効用逓減」ではない。
自分の価値が下がって「無用」と言われたのか
自分の価値が変わってないのに「無用」と言われたのか
これを見誤ってはいけない。

後者だからこそ
「人間・限界効用逓減の法則」が通じるのだ。
ちなみに私は今、何杯目のビールなんだろう…。

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 社長 谷洋の独り言ブログ